live reports: December 2010アーカイブ

retweet

manics_1011_live_1.jpg
photo by Mitch Ikeda

retweet

 秋が終わり、既にそれなりの冷え込みをみせてきている12月のシアトルで、ヴェニューこそ違ったがマッドハニーとパフューム・ジーニアス(Perfume Genius)という2組のローカル・アーティストを同じ夜に観ることができた。グランジ世代の最大の生き残りバンドの一つと、今年の夏に突然現れた、そんなグランジの残り香をかき消すような素朴なアンビエントを同時に味わうことで、ここシアトルの街の今昔を生々しく感じることができた。そんな一夜をレポートしたい。

retweet

 結論から言うと、すごくキラキラしていた。ヴォーカル/キーボードを務める蒼山幸子の声が出ていなかったことを考慮しても、彼女達が鳴らすロックは輝きに満ちていた。

retweet

 ヴェニュー(ライヴ会場)に入った途端、度肝を抜かされてしまった。会場全体、ステージ上だけでなくオーディエンスのスペースまでも、深いスモークに包まれているのだ。目をこらしてステージをみると、背面に多数の金色のパラボラアンテナのような反射鏡がこっちを向いており、それが天井や壁に設置されている小さな紅いライトを照らされて怪しげな色彩を会場全体にもたらしている。一般的なライヴより、幾分に濃い人工の霧と不気味に光る人工の光によって、ブロンド・レッドヘッド(Blonde Redhead)がステージに現れる前から、既に妖艶な雰囲気になっていた。