interviews: February 2012アーカイブ

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RYO HAMAMOTO & THE WETLAND

湿地帯には魚もいれば鳥もいるし
複雑多様な生態系がありますよね


'00年代から良質なUSインディー・ミュージックを中心にリリースをつづけてきたアンド・レコーズから、ファースト・アルバムをリリースするリョウ・ハマモト・アンド・ザ・ウェットランド。その作品を聴いて、ぼくは深く感動しつつ、ちょっと妙な感慨にとらわれてしまった。それで猛烈に興味をひかれ、インタヴューを敢行させてもらうことにした。

すでにアラフィフの域に達しているぼくが彼らの音楽を聴いて、まず思いだしたのは、たとえばR.E.M.やニール・ヤング...。もちろん、彼らの音楽には実にさまざまな要素が内包されているのだが、'00年代の「USインディー」界隈では、尊敬はされていたかもしれないけれど、決してスーパー・クールではなかったアーティストたちの名前がぱっと頭に浮かんでしまった...。また、リョウ・ハマモトの"うた"からは、たぶん彼自身も知らないような(だから、とりあえず今回のメール・インタヴューでは、そのことについてはふれなかったけれど)70年代の優れた日本のシンガーにつながるものを感じたり...。

時代がひとまわりしたというか、「直前の過去」とは違う、新しい世代を見るような気がする。

ハマモトは、3月2日(金)から始まるオーウェンことマイク・キンセラのジャパン・ツアーに(その初日以外の4ヶ所は)同行して、ライヴを披露してくれる。新しい世代とか言いつつ(笑)、いや、それも似合うぞ...という意味で、そのツアー中に、彼とマイクの対談をおこなう予定だ。無事できたら、またここで発表します!

そんな彼の、メールによるものとは思えない(?)ロング・インタヴューを、おとどけします。じっくりご覧いただければさいわいです!

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ピーター・フック

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PETER HOOK

誰でもDJをやってみたらいいんだよ
でも、うまくDJをするってことは難しい

元ジョイ・ディヴィジョンのオリジナル・メンバー(どの楽器が最も印象に残ったかといえば、やっぱ、彼のベースだよね?)であり、もちろんニュー・オーダーの重鎮であるピーター・フック。本国では音楽書の枠を超えてベストセラーとなった彼の初めての著作『ハシエンダ』日本版がリリースされる。音楽ファンなら誰もが必読の、超一級ドキュメンタリー。そして、彼がそこでなにを学んできたかも(なんとなく、だが:笑)よくわかる、感動的な作品となっている。

つい最近、彼がニュー・オーダーの「ほかの3人(The Other Three)」の不埒な行為に関して訴訟を起こした理由も、『ハシエンダ』を読めば、間接的にわかる...ような気もする。

この4月末には、新しいバンド、ザ・ライトを率いて大磯でおこなわれるフェスティヴァルのために来日、ついに日本の聴衆の前で(フジ・ロックにてニュー・オーダーがおこなって以来、初めて)ジョイ・ディヴィジョンの曲を披露してくれることになっている。その面子による『Unknown Pleasures』再現ライヴ・アルバムを聴いたが、正直素晴らしかった。「ジョイ・ディヴィジョンのヴォーカリスト」は、もちろん故イアン・カーティスだったけれど、それを継ぐ者としては(ニュー・オーダーとしてそれを披露したときの)バーナード・サムナーよりもピーター・フックのほうがふさわしい。そこにこめられた、狂おしいまでの熱情の質および量ともに、

この1月、インターナショナルな存在として復活した伝説のクラブ、ハシエンダ主催イヴェントにDJとして出演するため来日を果たしたピーター・フックに話を聞いた。ぼくは個人的な都合で残念ながら参加できなかったその取材を敢行してくれたのは中谷ななみさんと、『ハシエンダ』日本版編集者圓尾公佑さん。では、どうぞ!

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all photos by Kazuya Hayashi