interviews: August 2011アーカイブ

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GYPSY & THE CAT

ぼくのイメージする「サマー・ポップ」って
聴く人をハッピーにする音楽だから!


創刊当時からクッキーシーンは、グラスゴーやUSの地方都市をはじめ、北欧やカナダ(そして、もちろん日本)など、ポップ・ミュージックの周縁から登場したバンドたちも積極的にとりあげてきた。そういった場所にも、当然いいバンドがたくさんいるから。そんな「素敵な辺境」のひとつにオセアニア...ニュー・ジーランドやオーストラリアがあげられる。英米のインディー・ミュージックも深部に多大な影響を与えてきた前者はもちろん、後者も素晴らしいバンドをたくさん輩出している。最近でいえば、先日発売されたクッキーシーン・ムック『21世紀ロックの爆発』にもインタヴューを掲載したマイアミ・ホラーなど。そして、この8月頭にファースト・アルバム『Gilgamesh』を日本でリリースしたのにつづいて、サマーソニックにも出演することが確定している彼ら、ジプシー&ザ・キャット!

たとえば80年代、オーストラリアからはザ・ゴー・ビトウィーンズといった素晴らしいインディー・バンドも現れたけれど、その一方でスーパー・ポップな、エア・サプライみたいなやつらもいた。『Gilgamesh』は、その両者どちらのファンが聴いても好きになってしまうのではないか...。実際、どちらも好きだったぼくなどは、一気に虜になってしまった!

彼らは今を時めくマーク・ロンソンのお気に入りでもある。2枚目のシングルともなった「Jona Vark」という曲のデモ音源を彼が気に入ったことが注目されるきっかけのひとつだった。昨年6月にはUKのヤング・アンド・ロスト・レコーズからファースト・シングル「Time To Wonder」をリリースした彼らは、アルバムを完成させて、今は(それこそ、80年代にゴー・ビトウィーンズもそうしたように:笑)UKに移り住み、本格的な活動を開始しようとしている。
 
上記2曲のリンク先(ユーチューブ)の音源を聴いてもらえばわかるとおり、彼らの音楽は、どこか80年代に通じる感覚を持ちつつ、あくまで「今」のセンスに貫かれている。リード・ヴォーカル、ギター、シンセサイザー、ベースなどを担当するマルチ・プレイヤー(アルバムにはクレジットされていない...そこでは叩いていないようだが、幼いころからドラムを習っていたらしい)、グザヴィエ・バキャッシュに話を聞いた(伊藤英嗣が作った質問をもとに、中谷ななみさんが電話をかけています)。

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