interviews: May 2011アーカイブ

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LILLIES AND REMAINS

僕らの音楽は日本ではオルタナティヴかもしれませんが
作ろうとしている音楽はポップなんです


アルバムのレヴューで書いたように、リリーズ・アンド・リメインズというバンドは、ジョイ・ディヴィジョン、ザ・キュアー、バウハウス辺りバンドの血脈を受け継ぎながら、ポスト・パンク的なサウンドで低熱の疾走感とともに駆け抜ける、という日本のバンドの中でも"黒い色香を纏ったポップネス"を鳴らす稀有な存在である。このたび、セカンド・フル・アルバムの『Transpersonal』で彼らは確実にネクスト・フェイズに踏み込んだ。昨年、METALMOUSEと共同制作で進めたEP「Meru」で一気に音響工作へのこだわりも出てきた上、一気に音楽的な語彙も増えてきた中、今作では、より立体的になった音響空間内にシンセの導入やビート感覚が強化されたことで、大胆な進歩と深化が見られる。そして、ポスト・パンク的なサウンドとトランスパーソナル心理学に影響されたというスピリチュアルな歌詞がリンクしたその「捩れ方」は独自の着地点を目指す。今回、KENT(Vo,G)にその手応えを語ってもらうべく、書簡インタビューを試みた。結果として、非常に興味深い答えとともに、さらに先を見越してゆく強靭な意志がうかがえる意義のある内容になった。しっかり彼の真摯な想いを受け止めて、是非、彼らの音に触れて欲しいと切に願う。

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