セバドー、the pillows、ノーマン・ブレイクから教えてもらった人生の楽しみ方

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今回は松坂貴亮さんから投稿をいただきました。

松坂さんは20歳の大学生だそうで、拙いながらもまっすぐな文章なのはそれゆえでしょうか。

ちなみに私は25歳。夢のような恋ができる歳でもなければ、若さを売りにできる立場でもない。
まあ、それはそれで面白いこともたくさんあるけど...。

おっと、戯言はこれくらいにしましょう。

では、お楽しみください。


(近藤真弥)



なお、このコーナーでは、常時みなさまからの投稿を受けつけています。ただし、投稿に関するルールがいくつかあるので、それをふまえたうえで投稿していただけたらと思います。以下がそのルールになります。


・文字数は最低でも1000字以上。


・原稿の内容は、音楽に関することを主題にお願いします。ただ、主題と文脈的に繋げられるなら、アニメ、映画、小説、哲学など、他要素を混ぜても問題ありません。


・掲載する際には、投稿されてから10日以内に編集部のほうから連絡させていただきます。連絡がない場合は、申し訳ないのですがボツということになります。


・送っていただいた原稿の表記については、クッキーシーンにおける表記統一の決まりに合わせるため、編集部側で変える こともあります。それらがあまりに大量になったり、それによって文章のトーンが変わってしまう場合など問題があると判断した場合も、編集部のほうから連絡 させていただきます。


音楽について語りたい欲求がある若者から、いまだ中二病が心に残っているせいで音楽にロマンを求めてしまう大人になりきれない大人まで、どんな方でも大歓迎です。FEEDBACKのところから投稿できます。よろしくお願いします!

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 筆者は今年大学一年生になった者で、一浪を経験している。大学合格のために、生きがいだった音楽に関する盤漁りやライヴへ行く活動をかなり制限した。そこから来たフラストレーションとバイトを始めたことで得た中々の給与を起爆剤にし、たくさんのライヴに行った。


 そのなかでも印象に残っているのが3つ。まず10月20日渋谷セブンスフロアで見た、BMXバンディッツのダグラス、ヴァセリンズのユージン、ティーンエイジ・ファンクラブのノーマンというグラスゴー屈指のフロントマン3人が結集し、おこなったライブ。筆者は3年前からティーンエイジ・ファンクラブに心酔しており、ずっとライヴが見たかった。弾き語りではあったものの、目の前で貫禄あるステージを見せてくれた。アンコールでまさかのエレキギターが投入され演奏された「The Concept」を大合唱した時、「生きていて良かった」と強烈に感じた。


 次に見たのが、11月16日に渋谷AXでおこなわれたピロウズの秋に発売されたシングルのツアー初日。彼らは、筆者のなかでは日本で一番洋楽に近い邦楽オルタナバンドという認識の位置にある。サウンドやステージの振る舞いが洋楽を消化し、敬意を表しているからだ。この日もそれがパワフルに鳴り響きながら表れていた。ヴォーカル山中のアグレッシヴなステップと歌唱、ギター真鍋のローファイとパワー・ポップとグランジをつなぎ合わせたようなサウンド、ドラム佐藤とサポート・ベース鈴木の岩のような構えのリズム隊。どれが欠けても成立しないほどに出来上がったスタイルは、改めて尊敬の念しか抱かなかった。


 そして、最新にしてまたもや鳥肌が立ったのが、11月30日に恵比寿ガーデンホールにて催されたホステスクラブウィークエンダーというイベントに登場したセバドーだ。ローファイ文化の代表格であり、ダイナソー jr.とも関わりがあるまさに職人的な存在。そんな彼らをライヴで一聴した時、ギター・ノイズに溢れていて意外だった。ローファイ出身なのでヘロヘロで脱力感のあるステージングを想像していたのでギャップが凄まじかったのだ。しかしそのギャップがだんだんと病みつきになり、演奏が終わる頃にはのぼせ上がったような感覚になってしまった。


 この3つのバンドには共通点がある。自分たちとお客さん両方がずっと笑顔だったり恍惚な表情だったりするのだ。手にした楽器を10代のように弾いたり叩いてアンセムソングをかき鳴らし気持ちよく歌う。観客はテンションを最高潮にして笑顔で演奏に応える。不精髭だらけで気怠そうに歌うセバドーのルー・バーロウや、爽やかに振舞うノーマン、波動のように歌ったピロウズ山中。服装やお洒落なんてどうでもいい。彼らのようにとことん突き詰めて自分と向き合うことが出来て、姿勢に共感してくれる人が現れたら人生を楽しんでるも同然。それでいいんだと3つのライブから学んだものだ。


 いま筆者は20歳で、ルーやノーマンや山中とは2倍以上の年齢差がある。まだまだ何も体験してない青二才もいいところだが、3つのバンドが教えてくれた「自分の好きなことをやれ」精神は胸に刻み続けている。



(松坂貴亮)

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