歌詞対訳講座「ロックのコトバ」:受講生募集!

標題の件、まずはこちらをご参照ください。


歌詞対訳講座について、この場を借り、講師であるぼく(伊藤)自身から、もう少し...。


先日、プライマル・スクリームのニュー・アルバム『More Light』日本盤ブックレットに掲載するための歌詞対訳を、かなり入れこんでやっていました。そのときに(今さらながら)思いだしたことがあります。


アルバム『More Light』には、かなり(言葉本来の意味で)ブルースっぽい部分もある。それに見あってリフレインも多い。黒人音楽としてのブルースは「(ほぼ)同じ歌詞を、何度もくりかえすこと」が重要な要素になってるんですが、以前、尊敬する翻訳者/ライター/ミュージシャンの方(吾妻光良さん)が、こんな内容のことを書かれていました。


「ブルースのリフレインを(英語としては同じであっても)どう変えて日本語化していくかが、歌詞対訳の妙味」みたいな...。ぼくも、まったく賛成です。


もともと、ポップ・ミュージックの歌詞というのは曖昧なもの。英語の歌詞を、英語ネイティヴの人たちが聴いても、意味がとれなかったりするみたい(実際、Song Meaningみたいな英語サイトもあることだし...。というか、多くの「J-Pop」の歌詞のほうが「はっきり」しすぎ。くそだな、まったく...)。


そんな曖昧さをひきうけつつ、どのように日本語化していくか...もしくは、どのように日本語で「意味」をとらえるか追求していく。


それが、この講座の目的です。


ぼくは音楽関係の和英翻訳者/ライターを長年やってきたのですが、とくに前者を担当する場合「自分の『意見』をなるべく付随させず、作者の、できるだけ『生の声』を伝える」ってことをモットーにしてきました。


ただし「英語と日本語の違い」によって、「ひとつの訳に決めるためには、翻訳者のフィルターをとおさざるをえず、それが『意見』となってしまう」こともある...。


しかしながら、ぼくには上記のような姿勢があるだけに、そんな「意見」はなるべく排除する方向でやってきました。


90年代に歌詞対訳を始めたころは、それが(たぶん、わかりづらいってことで?)結構批判されていたりも...(実際、今エゴザーチすると、当時のぼく対訳を批判したサイトが結構うえのほうに出てきて、悔しい...。正直、当時2ちゃんでは、むしろ「伊藤の文章は最悪でくそ。まじ死んでほしいけど、対訳は悪くない。まあ、いいんじゃない?」みたいな意見が多かったように思うんですが...:笑)。


まあ、とにかく、そういった特徴をむしろ活かしつつ、より充実した講座とするため「1期ごとに大きなテーマを決めて」臨むことにしました。今回のテーマは「ヴェルヴェット・アンダーグラウンドが切りひらいた地平」。くわしくは(ふたたび)こちらをご覧ください。


これらを読まれて少しでも興味を持たれた方は、どうかふるってご参加ください。少々お高いですが、お値段に見あったものが、きっとご提供できると思います。


何卒よろしくお願いいたしますm(_ _)m


なお、このコーナーでは、受講者の方に「課題」として出していただいた対訳を発表する...ってことを今までやってたのですが、JASRACのしめつけがより厳しくなっているらしく、それはもう(なんとなく)やめざるをえなくなりました...。


すみませんm(_ _)m


2013年4月11日17時6分(HI)

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