root 13.「窓際 / 少女 / 水槽 / 2月」(Tower Records)

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root13.jpg "Quiet Rock=静かに沸騰する音楽"が、この作品には詰まっています。なんて大袈裟なことも言いたくなるぐらい気に入ってしまった、関西在住の3人組の1st ミニ・アルバム。一言で言うなら、最近流行のギター・ロックなバックに線の細いヴォーカルが乗った音楽、なんですけど(本当にそういう、同じようなバンドが最近多くて少し残念)、その線の細いヴォーカルが一歩間違えると不快に感じるぐらい癖があって、そこが逆に良いんです。ユニークかつ絶妙な技を駆使して楽曲それぞれで違った顔を作りあげてたりもしますしね。

 そして、心のひだに寄り添うような優しいロックに耳を惹き付けられるのは、彼らの秀でたメロディーセンスがあってこそ。ちょっと生意気な、でも丹念に選ばれた素敵な言葉が並ぶ歌詞もグッときます。華麗なバタフライ泳法で音楽の海を掻き分けていく彼らの勇ましい姿が、このアルバム聴いてると浮かんでくるんですよ。興奮度がじわじわ高まっていく佳曲揃い。聴けばきっと、トリコでしょう。

 

(粂田直子)

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