以前クッキーシーンでもレビューした、マッドエッグの最新EP。やっぱり彼は、本当に才能があると思います。「Crawl EP」も、エレクトロニック・ミュージックの可能性を広げるような、非常に面白い作品となっている。
R&B風のプロダクションが印象的な「Crawl」。それぞれ孤立した音がひとつの輪になっていく「Fallen Color」。自分の懐かしい思い出が蘇るような温もりを感じさせる「Filmatra」。実験精神溢れるアンビエントを基本としながら、それぞれ違う視点から音作りをしていることがわかる。
特に「Crawl」は、今後のマッドエッグの方向性のヒントになる曲だと思う。スモーキーな雰囲気漂う、セクシーなブラック・ミュージックに仕上がっているこの曲を聴いたとき、「ヴォーカルを招いて歌わせても素晴らしい曲になりそうだ」と思った。プロデューサーとしての客観性も窺えるから、全曲ヴォーカルをフィーチャーしたアルバムを作ってほしいのだけど...いかがでしょうか?
※本作はマッドエッグのバンドキャンプからダウンロードできる。
