THE SUNSHINE FACTORY 『Sugar』(BFW) [reviews]

The Sunshine Factory『Sugar』.jpg  ハハハハハ! こりゃ笑いが止まらない。だって、骨の髄までマイ・ブラッディ・ヴァレンタインとジーザス・アンド・メリーチェインの因子が染み込んでいるから。

 英マンチェスターを拠点とするネットレーベル《BFW》からリリースされた『Sugar』は、どこまでも美しく壮大で、爽快な青空が頭に浮かぶ非常に風通しの良い甘酸っぱいアルバムとなっている。どこかマッドチェスターを想起させるビートに、『This My Truth Tell Me Yours』期のマニック・ストリート・プリーチャーズ的なメロディとギター・サウンドなど、90年代UKロックの多大な影響を窺わせるのも特徴的だ(これでアラバマ州を拠点としているのだから、ほんとに面白い)。特に「Twisted And Clover」は、イギリスのロックへ向けたオマージュに聞こえなくもない。この優れた編集能力を独自の創造性に繋げる術を身に付ければもっと面白いバンドになりそうだが、ドライヴしていくようなカッコいいグルーヴは一聴の価値あり。

 しかし、今年リリースされたフィンランド出身のShine2009による『Realism』などもそうだが、マンチェスター以外の土地から古のマンチェスター・サウンドの要素を取り入れた音楽が次々と誕生しているのはすごく興味深い。ダンスフロアでは90年代回帰の潮流があったりするけど、それに関係する流れなのか、はたまた別の何かなのか...。気になる。

(近藤真弥)

追記: 『Sugar』は《BFW》のサイトからダウンロードできる。

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このページは、伊藤英嗣が2011年8月 1日 06:45に書いたブログ記事です。

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