碇本学

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LETTING UP DESPITE GREAT FAULTS『Letting Up Despite Great Faults』*画像
PEOPLE IN THE BOX『Family Record』
RHYMESTER『マニフェスト』
DRAGON ASH『Mixture』
ASIAN KUNG-FU GENERATION『マジックディスク』
DEERHUNTER『Halcyon Digest』
TWO DOOR CINEMA CLUB『Tourist History 』
JONSI『Go』
TANGO IN THE ATTIC『Bank Place Locomotive Society』
THE MIRRAZ『TOP OF THE FUCK'N WORLD』





 ジャケ買いして大成功だったのはレッティング・アップ・デスパイト・グレート・フォールツ『Letting Up Despite Great Faults』です。音も好きですがこのジャケの物語性ほどワクワクしたものは他のCDとかではなかったです。2010年で一番好きなのはピープル・イン・ザ・ボックス『Family Record』なのですが歌詞の世界観や色彩等は非常に共感できるというか好きなラインで一年でベストを選ぶならその作品ですが、画像を出すとなるとこの『Letting Up Despite Great Faults』を使いたい。
 
 このメキシカン? レスラー的な覆面は松本人志監督二作目『しんぼる』を思い出しますが、2011年になって伊達直人のタイガーマスクの寄付行為を思い浮かべる事も強引にできます。マスクを外せない理由を知りたいものです。
 
 ライムスター『マニフェスト』はアルバムとしても非常にバランスもよくていいのですが特に『ラストヴァース』の素晴らしさがラップが好きとか嫌いとか言ってないで聴いた方がいいと。これで響かないなら何にも創造的な事はするな、ボケっ! と言いたくなるようなリリックです。ミイラズ(THE MIRRAZ)はあいかわらずに過剰な感じもいいですがクラブイベントでライブを観た時のどことなく破綻してしまいそうな儚さを感じて余計に一気に突っ走って欲しいと思った。
 
 ドラゴン・アッシュはずっと聴いているし一番好きなバンドの新譜なのだけど三人で始まった彼らが、彼らと一緒に活動していたミクスチャーバンドがどんどん減っていく中でそれでも続けてきた。彼らは螺旋階段を上がるように初期衝動を持ち続けて尚かつそこにスキルと経験が増したアルバムになっていて嬉しかった。もっと彼らは評価されるべきじゃないかと思う。日本のロックシーンに音楽シーンに大きな影響を善くも悪くも与えたのは間違いない。
 
 アジアン・カンフー・ジェネレーション『マジックディスク』についてはロストジェネレーションという同世代的な記憶というのが非常に厄介なまでに表現されていて僕らが過ごしたゼロ年代を振り返りながら次を見据えていくという想いが温かく辛い。
 
 ディアハンター『Halcyon Digest』は読書の時のサウンドトラックとしてよかったなあ、という感じでタンゴ・イン・ジ・アティック『Bank Place Locomotive Society』はヴァンパイアの影響下にあると思うんだけど彼らのボーカルの方が僕は好きだなあっていうだけですね。ヨンシー(Jónsi)『Go』は結局ライブを観れなかった悔しさで何度も聴き直してました。トゥー・ドア・シネマ・クラブ『Tourist History 』は何回か聴いてる内にハマって見事に持っていかれた。軽快なというか軽いというか親しみやすい感じとか2011年に最初の海外バンドのライブで観ようと思っているので非常に楽しみです。

 2010年は何度アジカンの『ソラニン』のイントロで泣いた事か。ピープル・イン・ザ・ボックス『Family Record』は良すぎるという感じで僕はやはり歌詞に非常に影響されるなあと実感する一年だった。

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