川原広 a.k.a. K腹

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UNDERWORLD『Barking』
THE CHARLATANS『Who We Touch』
DELPHIC『Acolyte』
MGMT『Congratulations』
VAMPIRE WEEKEND『Contra』
MY WAY MY LOVE『New Mars』
KING BROTHERS『The First Rays Of The New Rising Sun』
KIMONOS『Kimonos』
日本マドンナ『卒業制作』*画像
FAM × EVERYDAY NEW DARE『心弦』






 どうも暗くなりがちな世間にあって、振り返ってみると、ベテラン勢については、本当にフレッシュな気持ちで取り組んでいることが伝わってくるもの、新しい世代については、瑞々しい自分たちの力を見せつけるようなアルバムをよく聴いたと思う。

 ベテラン勢については、何といってもアンダーワールド。どうも一般の評価はイマイチだが、カール・ハイドが本当に楽しそうに歌っていた来日公演に見られたように、本当に彼らが楽しみながら作ったことがうかがえる。ベテラン日本勢では、My Way My Loveはこれぞオルタナ、と言いたくなる、"次"を目指したものを作ってくれた。そこに倦怠感は一切ない。ベース加入後初アルバムとなったKing Brothersの好調さも嬉しい発見であった。

 新世代としては日本マドンナに注目したい。勢いで作ったような印象がありながらも、しっかりと彼女たちの心が込められていると思う。今年、さらに羽ばたいてほしい。

 最後に、私の地元千葉からfam × Everyday New Dareのスプリット盤を。3曲ずつのシングルとも言え、ここでは対象外なのかもしれないが、ベースが両バンド掛け持ちしており、また、famのボーカルがEveryday New Dareの曲に参加していたりと、fam × Everyday New Dareとしての6曲入りミニアルバムとして、ここにあることをお許し願いたい。エモバンドであるfamが日本語で、そしてしっとりと歌を聴かせた新機軸、と思いきや、今春で解散を発表した。最後の光だったのか、苦悩の徴だったのか、いずれにせよ、2010年の印象に残った作品であった。

(川原広 a.k.a. K腹)
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