加藤巧

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ANIKA『Anika』
CHARLOTTE GAINSBOURG『IRM』
DEMONTRÉ『Masculin / Féminin』
DER VENTILATOR「White」EP
DUM DUM GIRLS『I Will Be』
FACTORY FLOOR『Untitled』
RED DRAPES『Ep.1』
SALEM『King Night』
SERENA MANEESH『No 2: Abyss In B Minor』
THESE NEW PURITANS『Hidden』*画像






 少し申し訳無いような話なのですが、クッキーシーンにほぼ毎号書かせていただいていた10年くらい? の間よりも、最近は自分の中の音楽熱が高いような気がします。こういうの選ぶのも楽しいですし。なお、順番はアルファベット順です。

 今回選んでみた中で特筆すべきは、デモントレイ(Demontré)とヴェンティラトール(Der Ventilator)の録音とミックスを手がけたディスク・エラー主宰のジェームス(James Aparicio)のウォール・オブ・ノイズ・ギター音響構築のセンス、パッケージまで完全手作りのCDRなのに大物感のあるレッド・ドレイプスの80年代ネオ・サイケ的翳りの美意識だったり、セーラム(Salem)と、彼らに触発されたウィッチ・ハウス(Witch House)と呼ばれる人たち‥oOoOO、ホワイト・リングの登場とかでしょうか。
 
 ダブをベースにした音作りがヴィヴィアン・ゴールドマンなどポスト・パンク期を彷彿させるアニカ、60sポップ解釈の感覚がラモーンズ〜ジーザス・アンド・メリーチェイン直系と思えるダム・ダム・ガールズ。ファクトリー・フロアはリミックス盤も含めて孤高の存在感がありました。

 シャルロットとピューリタンズは本当によく聴いたし、何よりライヴが素晴らしかった。その2組以外にもホラーズ、The XXを観られてライヴは充実していました。ただ、どれも名古屋には来なかったのですが‥。あとはセレーナ・マニーシュが観たかった。映像で観るかぎり、60年代のストーンズとヴェルヴェッツを混ぜたみたいで、ロック・バンドとはこうあるべき、と思います。

 最後に、レーベル(Knew Noise)でもお店(File-Under)でも刺激的な音楽を紹介してくださっている山田さんと、バー(Absentee)を始めた新川くんのおいしいカレーにリスペクトを。

(加藤巧)
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