TENNIS 『Cape Dory』(Fat Possum) [reviews]

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 2011年に入ってここまで夢中になって聴いたアルバムは、いまのところテニスの『Cape Dory』だけだ。60年代のオールライトな空気と、いまのUSインディのハンドメイドな感触と、グラスゴーっぽい温もりのあるメロディがすべて見事に融合して、この『Cape Dory』というアルバムにはパッキングされている。全曲にシックスペンス・ノン・ザ・リッチャーの「Kiss me」なみの甘酸っぱさがあって、愛せずにはいられない。ちなみにデンバー出身だって。360日中300日が晴天なんだって。ビーチ・ハウスの『Teen Dream』が天上の音楽だとしたら、Tennisは夕暮れ時の砂浜で永遠にかけていたくなる音楽。問答無用の傑作です。

 音楽的要素だけなら目新しいものはないなーとか思うでしょ。普通に良さそうだけどなーとか思うでしょ。だけどテニスはほとんどのバンドが手にできなかった特別な空間をアルバムのなかに作り出したのです。心の底から大絶賛したいです。

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このページは、伊藤英嗣が2011年1月30日 23:51に書いたブログ記事です。

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