MOTORCITYSOUL「Ushuaia」EP(Simple) [reviews]

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 マティアスとシー・ロックというドイツのベテラン2人組によるモーターシティソウルの新曲。それぞれが長いキャリアを持っているんだけど、それらのなかでも1番この名義が好き。硬質でストイックなビートながらも、不思議と柔らかいジャジーな雰囲気がある。グルーヴとしては典型的なダンス・トラックだし、音もバキバキでひんやりとしているのにすごくオーガニック。たまにオリエンタルな空気を覗かせることさえある。最近こうした剛と柔を両立させたトラックが増えてきたけど、「Ushuaia」は頭ひとつ飛び抜けた出来だと思う。さすがのトラック・メイキング。

 そして、ディートロンによる「Ushuaia」のリミックスも素晴らしい。正直、僕はこっちの方が好きなんだけど、原曲の良い所だけを抽出してよりフロア向けに仕上げている。すごくエモーショナルで、大胆かつ繊細なトラック・メイキングと展開はかなりツボ。クラブでスピンされた日には、ふわふわ体が浮かび上がることになるアンセム。少なくとも、このEP上ではディートロンに軍配が上がるんじゃないでしょうか?
 
 モーターシティソウルの曲にはポップが宿っていると思うし、カスケイドみたいなブレイクをしないかなと密かに思ってる。来年はアルバムもリリースされるようだから、そういう意味でも、まずはこのEPを是非聴いてみてほしい。

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このページは、伊藤英嗣が2011年1月 3日 19:10に書いたブログ記事です。

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