マウント・デソレーション『マウント・デソレーション』(Island / Hostess) [reviews]

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 ああ、なんて素晴らしいメロディーの洪水...。決しておしつけがましくない、アコースティックな空間を活かしたアレンジ/サウンドともども、普通にずっと流れていてほしいと感じる。「2010年の隠れた名盤...になってしまいそうだけど、それは残念、ひとりでも多くの人に聴いてもらいたい」アルバムのひとつ。それも最上級の。

 キーンのメイン・ソングライターでありキーボード奏者でもあるティム・ライトオクスリーと、サポート・メンバーであるジェス・クインによるスペシャル・バンドのデビュー・アルバム。ノア&ザ・ホエール(Noah & The Whale)やキラーズのメンバーも参加している。

 昨年リリースされたキーンのミニ・アルバムも素晴らしかったけれど、そっちのほうはバリバリにエレクトロニック・ポップな作品だった(だから、OMDもかくや、という感じの)。こちらは一転して、初期イーグルスや80年代のUSインディー・バンドの一部(当時はカレッジ・バンド、などとも言われていたあたりとか)にも通じるような(もちろんあくまで今っぽくポップでオルタナティヴな)カントリー・テイストもあって、ティムの旺盛な表現意欲に感心されられつつ、どこかなごめる。セカンドでちょっと別のほうに行ってしまったノア&ザ・ホエールって、こういう感じになってくれればよかったのに、などとも思いつつ、愛聴してます。

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このページは、伊藤英嗣が2011年1月 3日 19:31に書いたブログ記事です。

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