アズール・レイ『ドローイング・ダウン・ザ・ムーン』(Saddle Creek / &)

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azure_ray.jpg アズール・レイは、マリア・テイラーとオレンダ・フィンクという二人の女性ミュージシャンによるデュオ。前身バンドのリトル・レッド・ロケットを経て、アズール・レイとしての活動を開始し、00年代前半に3枚のアルバムをリリース。幻想的なサウンド・スケープと美しいメロディ、そして何より二人の声の魅力がリスナーに支持され、絶大な人気を獲得する。 

 しかし惜しくも04年にバンドは解散。二人はそれぞれ別々の道を歩むことになる。マリア・テイラーはソロや、ナウ・イッツ・オーヴァーヘッドのアンディ・レマスターとの共作アルバムなど計4枚をリリース。一方オレンダ・フィンクは、元アニヴァーサリーやザ・グッド・ライフのメンバーらとアート・イン・マニラというバンドを結成したり、レミー・ゼロのベーシストとO+Sというユニットを結成したり、更にソロ名義でもアルバムをリリースするなど、活発な活動を見せる。 

 それぞれの活動を経て、一回り成長した二人はアズール・レイを再結成。そして、ここに通算4作目となる復帰作が届けられた。 

 ハープの音色に導かれ、レコード針のノイズとともに歌が始まった瞬間、聴き手はハッと息を飲むだろう。控えめな電子音に彩られたシンプルなアレンジに、違った個性を持った二人のヴォーカリストによるハーモニー。淡々とした雰囲気の中に息づく温かなエモーション。何も変わらない、アズール・レイの音楽がここにある。 

 プロデュースはお馴染みの元アーチャーズ・オブ・ローフ~クルーキッド・フィンガーズのエリック・バックマンが担当。ちなみに、アルバムのバック・カヴァーには二人の美女を抱きしめたエリックの写真が使われている。...なんなのこのオッサン、羨ましい!

(山本徹)

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