Shall we talk more about "Radiohead Syndrome"?

先日このコーナーにアップされた「レディオヘッド・シンドロームはどこまでつづくのか?」という原稿、うれしいことにいろんな場所で議論を呼んでいるようです。筆者の松浦さんのところにはどんどん感想が届いているようですが、編集部にはあまり来ない...さびしいなー...とか思っていたところ、先日「みの」さんからお便りが届きました! その内容も実に興味深い! ということで、お約束どおり(?)このコーナーで掲載させていただきます。

現状「掲載のお礼」的なプレゼントに関して、まだ発表前ですが(そして、発表後は「抽選」になると思いますが...。FEEDBACKコーナーをご参照ください。「プレ・オープン」状態、来週にはなんとか離脱できるかなあ...。すみません...)、「みの」さんはその「抽選枠外当選」ってことで、後日メールをさしあげます(ちょっと時間はかかってしまうと思いますが...。あと「プレゼントなんかいらない!」ってことでしたら、そのメールは無視しちゃってください。すみません)。

基本的に文章にはほとんど手を入れてないですが、表記的な部分のみ多少手直しをさせていただいております。問題あれば、またご連絡いただければ(できるだけ早めのタイミングで。アップ後になってしまい申し訳ありませんが)校正させていただきます。

ありがとうございます!

というわけで、以下「みの(仮名)」さんからのお便りです!

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 いつも楽しく拝見しております。今回のレディオヘッド・シンドローム「よじれ議論」の「お便り」としてメールを送らせて頂きました。長文になりますが、よろしくお願いいたします。

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 レディオヘッドというバンドを聴き始めたのはとても遅く、『Hail To The Thief』が出た後でした。なので、私の時には『Kid A』と『Amnesiac』のシンドローム的な何かの地続きにいたのか、「役割」を終えたレディオヘッドの幻影だけがウロウロしたのか分かりませんが、きっとそのような時に聴きだしたのだと思いました。しかし、それはsatoruさんの文章を読んだので「認識しなおした」といったところでしょうか。

 私自身が『Hail To The Thief』が出たときに思っていたのは「レディオヘッドはもう役割が終わっているバンド」だということでした。無知ゆえに恐ろしいものですが、レッド・ツェッペリンと同じく、「なすべきことは終えていたバンド」だと思っていました。その後、『In Rainbows』を聴いたとき、既にお別れなのだと自覚しました。このバンドは終わっていたバンドなのだと思ったのを覚えています。だからこそ、「Video Tapes」の最後のリリックが胸に残りました。

 そういった諸々を振り返ると、レディオヘッドほどポーズのとりやすいバンドもなかなかないのも事実なのだと思います。それぐらい彼らは本当に真摯に様々な期待を裏切ってきました。クールすぎるほどでした。しかし、それはあまりにも誰にでも「分かりやすすぎた」のではないか、とも思います。誰も彼もグレイ・ゾーンを感じながらも、言葉にできることなんてできなかったけれど、彼らはそれを音像、アートワーク、映像、インタビューも含め私たちに「分かりやすく」示してくれたように感じます。私はリアル・タイムでそれを「体験」した人間ではありませんが、あのアートワークとサウンドを聴いたときに、所謂オルタナティヴ・ロックを聴き始めたばかりのときにも関わらず、「これは本当にすごい」と思ったのも事実でした。しかし、その後何かが残ったかといわれれば「何も」に近い状況だったのではないか、とすら思うのです。

 レディオヘッドではない「それらしき何か」を神棚に祭っている時代は、もう既に始まっているのだとつくづく思います。ロッキング・オンなどに並ぶ『Kid A』の文字はまさしくソレではないでしょうか。それはレディオヘッドの実態から遠く流された、「それらしき何か」でしかないように思えます。

 そして、バトンがどこにいったのか、きっと「Karma Police」のPVのように、自分がおいつめた誰かにより炎上させられた車の中で、いたはずのトムがいなくなっていたように、レディオヘッド自体のバトンも引き継いだはずの誰かの元から急に忽然と消えてしまったのかもしれない、とそんなことを思いました。

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