ほうほう堂(ダンス・デュオ)

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  houhou_douu.jpg 新鋪美佳と福留麻里によるダンスデュオ、ほうほう堂。2人ともに身長155cm。

 この2人のダンスを観ていると、よろこび、という言葉が浮かんでくる。

 まずは振付。小柄な身体全体を使ってダイナミックに踊ったかと思えば、リズムに乗ってユーモラスな動きをする。仕草も含めたチャーミングさは凶悪ですらある。
屋外へ突然走り出たりといった自由な展開は観ている者へインパクトを与えるのだが、ただそれだけに止まらずストーリーをきちんと完結させるため、独りよがりのものではなく、外に向かって開かれている。
 また、劇場だけでなく、日常風景の中でも踊っていることも重要。例えばそれは喫茶店であったり、ビルの屋上であったり(観客は他の建物から観る!)、町なかにある大きなサボテンを仰いでみたり。彼女たちにとって、ダンスが非日常的なものではなく、生活と地続きであるという印象を受ける。
こういった全てのことが、内にある感情を自身の身体を通して、文字通り等身大で表現していることを、表現するよろこびの感情を伝えてくる。

 最近では、同じ振付を複数のDJのプレイで踊るという、「ほうほう堂 vs DJs!!」という企画を行っている。同じ動きなのに見え方が変わる刺激的な試み。次回は7/24、六本木SuperDeluxeでの「WOSK」にて。まずは、毎月更新されているサイトの映像を観ていただきたい。

 にかスープ&さやソースとのコラボレーションを通してご存じの方もいらっしゃると思う。最近でも『HEADZ 15 Anniversarry』(2010/05/28@O-nest)でテニスコーツとのコラボレーションが行われた。お互いが次にどんな手で来るのかという手合わせをその場で行いつつ観客の前で演じている緊張感と、それでいてゆるっとしたユーモアが同居しているもので、観ているほうも両方の空気をそのまま味わう素晴らしい舞台だった。「バイババビンバ」は元々優しく開放されている曲だが、この時の共演は祝祭感を纏っており、とても善い時間だった。

 

公式サイト
http://hoho-do.net/


(サイノマコト)

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