ジャーヴィス・コッカーが無料「環境音」アルバムを制作

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現在ソロ・アーティストとして活躍中(スティーヴ・アルビニがプロデュースを手がけた最新ソロ・アルバムも素晴らしかった)のジャーヴィス・コッカーが、歴史的建築物の保護を目的として運営されているUKのボランティア団体、ナショナル・トラストのためにアルバムを制作した。

UKの様々な場所で録音された鳥の声や自然の音、人の足音、オルゴールや時計の音などが収められた、この13トラック入り約25分のアルバム『National Trust: The Album』は、ナショナル・トラストのサイトから無料ダウンロードできる。ジャーヴィスの名前は(サイト上にもダウンロードしたデータにも)どこにもクレジットされていない(記者の見落としでなければ、だが...)。しかし、たしかに彼が監修したものであることが、NMEのサイトなどで報じられている。

パルプのリーダーとして70年代後半にシェフィールドで音楽活動を開始して以来、同地のワープ・レコーズとも関係が深く、ソロ・アーティストとしてはラフ・トレードと契約するなど、彼の「既成の枠にしばられない」活動ぶりは筋金入りだけに、こんな試みも非常に彼らしいといえる。

ナショナル・トラストのサイトで、録られた場所の画像をながめつつ、自然や(生物である)人間(そして人間が手作業で作ったもの)が発するサウンドを、無料ダウンロード・データで聴くというのも、もしかしたらまったく新しい「音楽体験」といえるのではないだろうか。

*5月13日13時35分追記:やはり記者(自分)の怠慢でした...。iTunesに読みこんで「情報」を見たところ「コメント欄」にジャーヴィスのクレジットがございました! 作詞作曲者欄ではなく、ここに入れるのが、またジャーヴィスのカッコいいところ、とか思ったりもします。ツイッター上でご指摘いただいたNaoki Shinodaさん、ありがとうございます!

2010年5月13日2時19分 (HI)

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