ビートルズはなぜITSで売られない? ポール・マッカートニーが語る

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ミュージシャンの作る曲が配信で売られると誰が困るのか? おそらく最も打撃を被るのは「すでにCDを大量に販売することでビジネスの規模を維持している」ビッグ・カンパニーだろう。

資本主義下の経済活動においては、その「規模」も(たとえば株主や銀行といったキャッシュフロウに欠かせない役割を持つ人たちの)重要な判断材料となる。そして、CDという「モノ」の製造に関わる人たちの経済活動も考えれば、一概に「良くない」と断ずることはできないものの、ミュージシャンとしては「そういった人たちの生活のこともあるからさ...」とか言われても...。

こういったことを考えると、ビートルズがiTunesストア(ITS)で未だに売られていないことの理由もなんとなく想像できる。そして、英国BBCのNewsbeatでポール・マッカートニー自身がこう語っている。

「どうしてこんなキチガイじみたことになってるのか、はっきり言ってよくわからないよ。iTunesはそうしたがってるし、いつかはそうなる(ビートルズの曲もデジタル配信で売られる)はず。ビジネス・サイドが、どたばたしてるんだよ。ぼくら(ビートルズのメンバーやその親族)とか、iTunesとは関係ない。『中間にいる人たち』...レコード・レーベルのひとたちのほうに、そうしたくない、なんらかの理由があるんだろうね」

EMIサイドは「ディスカッションは進行している。我々もビートルズの音楽がデジタル配信できる日を心待ちにしている」という声明をすでに発表。そしてポール自身もこう語っているのだが...。

「ビートルズの音楽は、もう充分すぎるほどそこらじゅうでかかってるし、誰もが知ってる状態になってる。ぼくらとしては文句を言うつもりはないけれど...」。

2010年5月15日14時59分 (HI)

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