SCOTT BROOKMAN 『A Song For Me, A Song For You』(Self Release) [reviews]

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米ヴァージニア在住の40代中盤のシンガー・ソングラーターのニュー・アルバム。日本でも"ハンドメイド・ポップ職人の好盤"として話題になった前作『For Those Who Like To Pop』以来10年ぶりのアルバムだが、音楽性はそのままで、ブライアン・ウィルソンやポール・マッカートニー、バート・バカラックといったポップ・マエストロの影響を自身の感性で発酵・熟成させた、まさに良質ポップ見本市のような作品になっている。捨て曲なく、どの曲もいいメロディ。基本的に一人でピアノの弾き語りで、そこに気心の知れたメンバーがサポートしてレコーディングされたのだろう。転調は多いが、凝ったアレンジは少なく、シンプルな編成で演奏されている。その音の隙間に漂う、ほのぼのとした空気が心地よく、何度リプレイしても飽きない。休日の午後に聴くのが最適といえる。ソフトなヴォーカル、産みの苦しみを感じさせないメロディアスな作風はなんとなく、ポール・マッカートニーのデモ・テープのような感じでも聴ける。もっと早く聴いていたら、2009年のベスト・アルバムの1枚になっていたな。
(竹部吉晃)

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このページは、伊藤英嗣が2010年4月30日 02:09に書いたブログ記事です。

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