ミュー at 渋谷AX 2010/02/20

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 新作『ノー・モア・ストーリーズ...』をリリースしてからの初ジャパン・ツアー、初日のステージ。今回の4公演のうち最大のハコとあって、Vo. ヨーナスによる正面からのスクリーン映像と左右からのストロボ映像で、視覚的にも充分に楽しませてくれた。とはいえ、これまでとの違いは映像の少なさだ。よりメンバー自身に焦点を当て、極力彼ら自身の姿が見えるように工夫を凝らし、またB. ヨハンの脱退によってメンバー配置も変わり、左にDrs. スィーラス、右にG. ボウと3人が並行にフロントに立っていた。バックにはサポート・メンバーのB. バスチアン、Key.のニックがいたが、彼らもまた準主役と言えるくらいに目を奪われる様相だった。曲は新作からのものだけでなく、過去の名曲の数々も披露。2回のアンコールのうち1回目は「スペシャル」〜「ズーキーバーズ・ボーイ」と3つのメロディーを重ねた美しいコーラスで魅了し、2回目のラストには「ルイーズ・ルイーザ」で衝撃的なまでの感動を見せてくれた。「ニュー・テライン」〜「シー・ケイム・フォー・クリスマス」のメドレーはヨーナスによるピアノ・ソロ。一部途中で間違えて"Shit"とつぶやくなど愛嬌もたっぷりな至福の時間となった。ヨーナスは以前と比べてシンガーであること、つまり"歌うこと"を意識し、3人が3人とも個々の役割を徹底的に追及した末のライヴ・バンドへと成長したことを感じさせられた。また、新作の曲群はライヴで聴けば聴くほど心に沁みてきたことも印象深い。4日間のショウはそれぞれにセットリストも違っていて、アンコールを2回披露したのは本公演のみ。なおピアノ・ソロも同様に本公演だけの特別演出だったので、次に来日するときも複数回観に行ってもきっとどの公演でもオーディエンスを大いに驚かせてくれるだろう。

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