ロマンチックとミニマリズムが止まらない。昨年に出したEP収録の「Got Nuffin」や先行シングル「Written In Reverse」などを収録した通算7作目。しかし前アルバムから知った人が多いことからそのキャリアは意外に知られていなかったりするのでは? かく言う不肖も前作『Ga Ga Ga Ga Ga』のサウンドを聴いてベテランらしい音だな~だなんて思わなかったし、タイミング的にも「又ドコゾのガレージ・リヴァイヴァル組か」と思う人が居ても不思議ではない程、そして全米チャートのトップ10にランク・インというセンセーションも含め、広義な意味合いでフレッシュだった。しかし今作に限ってはそんな"ぽっと出"の印象は綺麗サッパリ拭い去るどころか、成熟した音楽性をまざまざと耳に流し込み刺激する。お洒落クールなピアノはよりアダルトな進化を遂げた彼らの雰囲気にぴったりとしっとりと。贅肉だけでなくキラキラした装飾まで削ぎ落としたソリッドな音は、重力にも抗えるまでの軽量化を施し浮遊。反復したメロディとビートに乗せて増々"ロマンチックとミニマリズムが止まらない"のだ。
(田畑猛)



























