アーケイド・ファイア、グリズリー・ベア、ベイルートからラスト・シャドウ・パペッツ、ミーカまで、00年代ロック・シーンの多くの重要作品のストリングス・アレンジなどを手がけてきた重要人物、オーウェン・パレット。本作のリリースに伴い、これまでのファイナル・ファンタジー名義から、本名のオーウェン・パレット名義へと改名されることになった。本作でオーウェンはセルフ・プロデュースをしながら、ヴァイオリンをはじめベース、ドラム、ピアノなどの多彩な楽器を演奏するなど、相変わらずの才人ぶりを発揮している。ロネッツ「Be My Baby」のリズム・パターンを引用しつつ、一筋縄ではいかない自由な展開を見せる「Lewis Takes Action」を始め、斬新なアレンジと甘美なメロディに溢れた充実作。2010年の幕開けを告げるに相応しい一枚だ。アーケイド・ファイアのジェレミーがゲストとして参加。アニマル・コレクティヴの作品などで知られるラスティ・サントスがミックスを担当している。
(山本徹)



























