スーパーチャンク at 京都、大阪、名古屋 2009/12

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 前回のナンバーガールとのカップリング・ツアーから8年の時を経て、ついに彼らが日本に帰ってきました。多くファンが待ち焦がれた、まさに待望と呼ぶに 相応しい来日公演。京都、大阪、名古屋公演をプチ追っかけしてきたので、ここでレポートさせていただきます!!

 2001年のアルバム『ヒアズ・トゥ・シャッティング・アップ』以降、バンドとしては目立った活動の少なかったスーパーチャンクですが、20周年を迎える今年はいろいろありました。まず、立て続けに『リーヴズ・イン・ザ・ガター(EP)』『クロスド・ワイヤーズ(7インチ)』という2枚の作品がリリースされました。これがどちらも本当に素晴らしい出来で、まさに捨て曲無し。そして、夏にはコーチェラや彼ら自身のレーベル、マージ・レコーズのイベントなどへの出演を通じ、ライブバンドとしての健在っぷりを存分に見せつけてくれました(その様子は、いくつかのYoutube動画で確認してください!)。例えば、90年代前半に彼らにハマった人にとっては『ノー・ポッキー・フォー・キティ』あたりのイメージが強いかもしれない。2000年前後にハマった人にとっては『カム・ピック・ミー・アップ』が彼らの代表作かもしれない。しかし、録音作品においても、ライブ演奏においても、キャリア20年目にして未だに彼らは全盛期のテンション、全盛期のクオリティを維持し続けているんです!これは驚異的なことだし、やはり彼らは特別なバンドなんですよね。

at クラブメトロ京都(12/11 fri)
 
 初日、2日目の東京公演は大盛況のうちに終了し、彼らは京都へやってきました。京都クラブメトロでのライブです。

 ステージに登場した4人。喝采の中、演奏が始まる...と思ったら、いきなりギターのジムのエフェクターが壊れるというトラブルが。しかしここでアドリブ的にマックが歌い始め、間をつなぐ(曲はマックのソロ・プロジェクトであるポータスタティックでもカヴァーしているマグネティック・フィールズの「Josephine」。ちなみにこの日はアンコールで、同じくマグネティック・フィールズの「100,000 Fireflies」も演奏。本当にマグネティック・フィールズが好きだなぁ)。

 気を取り直してライブスタート。変わらないタイトな演奏。変わらない歌声。そして、ぴょんぴょん跳ねるローラとマック。8年前から、本当に何も変わらない4人の姿。もうそれだけで涙で視界が...。

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 定番曲を網羅したセットリスト(初期の曲多め)でライブは進行。「Seed Toss」「Precision Auto」といったバースト・チューンでは当然のように大盛り上がり。熱気の中、関西初日は終了。

at 十三ファンダンゴ(12/13 sun)

 会場は開演前から人でごった返していました。本当に、いったいどこからあんなに人が集まってきたのか...。いるところにはいるものなんですね、インディーロック・ファン(皆さん、友達になってください!)

 ライブが始まると、場内は熱狂の渦に。おそらく今回のツアー中、最も激しく盛り上がったであろう大阪公演。京都では演奏されなかった「For Tension」「Art Class」、そして『Indoor Living』から「The Popular Music」などが飛び出しました。アンコールの「Slack Motherfucker」からそのまま「Hyper Enough」に雪崩込む流れは、多くの人にとってハイライトだったのではないでしょうか。「たしか8年前の大阪公演ではHyper Enoughやらなかったんだよな〜」と懐かしく思い出したり。

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大阪公演のセットリストです(PorastaticのBlogより)

Why Do You Have to Put A Date...
Seed Toss
Learned to Surf
Art Class
Let It Go
Mower
The Popular Music
For Tension
Detroit
Late-Century Dream
My Noise
Driveway to Driveway
First Part
Precision Auto

encore:
Throwing Things
Slack
Hyper
Like A fool
Cast Iron

at 名古屋アポロシアター(12/14 mon)

 ツアー最終日となる名古屋公演。開演前の場内を見回しながら、これからライブが始まるワクワク感と、もうこれで最後だという寂しさで胸がいっぱいに。会場のアポロシアターはいい感じに人で埋まり、ここでも根強い人気が伺えました。

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 今回のツアーでは毎回ライブごとに何曲かセットリストを変えていましたが、名古屋公演では「Kicked In」(デス・キャブ・フォー・キューティーもカヴァーした名曲!)が、今回のツアー中唯一演奏されました。

 アンコールでは「ハイ!ホー!レッツゴー!」のコールが沸き起こり、マックもラストの「Fishing」演奏中にそれをネタにするなど、和やかな雰囲気でライブは進行。ラストはマックがドラムを叩き、ドラムのジョンがヴォーカルを取り大暴れしながら、ライブは終了。

名古屋公演のセットリストです(PorastaticのBlogより)

Late Century Dream
Animated Airplanes Over Germany
Learned To Surf
Hello Hawk
Punch Me Harder
Kicked In
The Question Is How Fast
Package Thief
Crossed Wires
Tower
I Guess I Remembered it Wrong
Detroit Has A Skyline
Throwing Things

encore:
Driveway To Driveway
Slack Motherfucker
Precision Auto

encore #2
Hyper Enough
Fishing

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 とにかく名曲が多い彼らなので「あの曲もこの曲も聴きたかった!」というのが多過ぎるし、何より今回いろんな事情でライブを観れなかったファンの皆さんのためにも、絶対にまた来日してほしいです。いや、きっと来てくれるはず。そして、きっとその時もまた、何も変わらない彼らのままなのだろうなぁ。

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